国内線の乗り方(3) 保安検査場

チケットの手続きが終わって、手荷物を預けたら保安検査場(セキュリティゲート)を通過します。保安検査場はイライラ/ドギマギポイントNo2です。でも事前知識があれば初めての人でも不安がることはありません。

保安検査場から先は「制限区域」と呼ばれます。制限区域には手続き済みの搭乗券を持った人しか入れませんので、お見送りの方とは保安検査場の手前でお別れです。保安検査場通過の際は、当日の搭乗券が紐付いたICカードやスマートフォンか、搭乗券やeチケット控えに印字された2次元バーコードをかざしますので手元に用意しておきましょう。また保安検査場でかざしたものは搭乗口でもかざすので注意しましょう。

保安検査場では荷物と携帯品の検査が行われます。お土産や手持ちのコートなども含めて荷物類は透視装置に掛けられます。自身は金属探知ゲートをくぐりますので、小銭入れ/鍵たば/携帯電話/デジカメ/大きなバックルの付いたベルトなど、検査場備え付けのカゴに入れて荷物類と共に透視装置に流します。手持ちのカバンがあるなら、小銭入れや鍵たば、デジカメなどは事前にカバンに入れておき、そのままカバンごと透視装置に流すのがお勧めです。反対にパソコンやタブレットはカバンから出して個別に流すよう求められます。

保安検査場の内側の制限区域には、ハサミ・工具・スプレー缶やキャンプ用ガスボンベなどは持ち込めません。また「未知の液体」も持ち込めませんので、ペットボトルの飲料は機器で検査、場合によっては飲んで飲料であることを証明させられます。

保安検査場は搭乗機出発の15分前までに通過する必要があります。15分前までに通過出来なかった場合、搭乗予定機が出発前であっても保安検査場を通して貰えない場合があります。主要国首脳会議(サミット)や蔵相中央銀行総裁会議などが日本で開催されている時期などは、国土交通省からの指示で保安検査レベルが上がるため、出発時間前なのに通過拒否されている例に実際に出くわしたことがあります。保安検査場は早めに通過しましょう。

もし検査場到着がぎりぎりになった場合は、係員に申し出れば出発時間が近い人から優先的に検査してもらえます。が、長時間並んでいる人からすると、不注意かもしれない人に横入りされる不条理感は拭えません。保安検査場は余裕をもって通過しましょう。

(2018/06/03再掲載)(2015/12初回掲載)

 

国内線の乗り方(1) 全体の流れ

空港にいるとチェックインカウンター前や搭乗口で、イライラしちゃってる人やドギマギしちゃってる人を見かけます。遅延や欠航などの時ならともかく、不慣れがゆえにイライラ/ドギマギしちゃって旅が嫌いにならなければいいなぁ、と思いながら見てます。

国内線に一度も乗ったことがなくても、飛行機の乗り方の流れさえ知っていればイライラ/ドギマギが激減しますよ。当日の空港での流れは次の通りです。

チェックインする

手荷物を預ける

保安検査場を通過する

搭乗する

このうち①のチェックインは、航空券の入手方法によっては省略出来ます。また所定サイズ内の手荷物1個は機内に持ち込めますので、機内持ち込み以外の荷物がなければ②の手荷物預けも不要です。そんな場合は直接保安検査場にGO!です。

チェックインが省略できるのは、チケット代を支払い済みで、発券済みで、座席指定済みの場合です。チケット代支払い済みでも発券されてなかったり、座席指定が終わってないとチェックインが必要になります。またごく一部の地方空港ではチェックイン省略が出来ない空港もありますのでご注意ください。

機内持ち込みの出来る手荷物のサイズは航空会社・使用機材(飛行機の種類)によって異なります。最大でも3辺合計が200cm程度、座席数100席未満の小型機だと3辺合計が100cm程度までの制限があります。また重量制限もあります。制限超過の手荷物を持ち込もうとすると、保安検査場や搭乗口で「持ち込めませんよ」と言われてイライラ/ドギマギの原因になりかねませんので、空の旅に慣れてない方は出来るだけ預けることをおススメします。

(2018/06/03再掲載)(2015/12初回掲載)